病院長あいさつ

    

病院長 森松 光紀

 

 

 病院長としてご挨拶申し上げます。本院は昭和41年にオープンシステム徳山医師会病院として開設され、平成13年には地域医療支援病院の資格を取得しました。これを受けて平成14年、「地域医療支援病院オープンシステム徳山医師会病院」と名称を改め、山口県周南保健医療圏の中核病院として重要な役割を果たしています。

当院の完全オープンシステム制度は全国でもユニークなものです。当院の登録医である開業医は自院で診療中の患者さんの病態が悪化したときには、1日24時間を通じて当院に入院させ、自らが主治医となって治療することができます。従って、有床診療所を併設する必要がありません。主治医が在院しない時間帯は常勤医師(各領域の専門医)がカバーするシステムになっています。しかし、当院が誇りとする点は、現在10名の常勤医師を含めて看護部門、リハビリテーションセンター、放射線部門、一般検査部門、薬局部門等が充実しており、互いに密接に連携していることです。従って、患者様の診療には常に病院機能を総動員して当たっています。また、入院患者様にいろいろな合併症が起きたときには、専門領域の登録医(開業医)も応援します。更に、山口大学医学部を含めて複数の大学と密接な関係にあり、大学から多数のコンサルタント医師を迎えて専門医療を実施しています。

 当院は本館一般病棟 235床、西館回復期リハビリテーション病棟 50床、障害者病棟(障害者施設等入院基本料該当) 50床、医療型療養病棟 50床から成っています。急性期疾患に対する医療は主治医の登録医によって日々行われていますが、かなりの患者様が亜急性期または慢性期にあります。回復期リハビリテーション病棟、障害者病棟、医療型療養病棟もこの目的で開設されました。特にリハビリテーションには力を入れており、リハビリテーション専門医に加えて、総計約50名のリハビリテーション技士(PT、OT、ST)が患者様の機能回復に努力しています。また、退院後の機能維持を目標として外来リハビリテーションおよび在宅訪問リハビリテーションも並行して行っています。患者様の入院調整や退院後の行く先決定も大切な問題ですが、この目的で「地域連携室」を設け、所属の看護師とメディカルソーシャルワーカーがお世話しています。そのほか、病院内には徳山医師会の在宅支援部門もあり、介護保険における訪問看護や各種居宅サービスを行っています。従って、退院後の在宅ケアについても種々のお手伝いが可能です。

山口県周南保健医療圏では機能分担がかなり良好に進められており、社会保険徳山中央病院、市立新南陽市民病院、同仁会周南記念病院が二次および三次救急医療を受け持っています。当院はリハビリテーションを含めて、その後の亜急性期患者様をお世話する比率が高く、大腿骨骨折手術後のクリニカルパスでも一翼を担っています。そのほか脳卒中後リハビリテーションや神経難病リハビリテーションについてもセンター的な貢献をしています。地域には慢性疾患の長期入院患者をお世話する病院がほかに複数あり、当医療圏では地域完結型医療体制が比較的良好に維持されています。現在、脳卒中のクリニカルパス作成も進行しています。

 当院は平成18年に財団法人「日本医療機能評価機構」より病院機能評価認定証(Ver. 4)を交付されましたが、近々病院機能評価(Ver. 6)を受審することになっており、その準備が進行中です。一方、当院の本館病棟が築後約40年を経て再建の時期に達しているために、新病棟建築に向けて総力を挙げています。やがて新病棟が完成すれば最新設備が取り入れられるだけでなく、入院環境も著しく改善することが期待できます。心ならずも入院せざるをえなかった患者様にとって良質で落ち着いた療養ができますように職員一同努力しておりますので、一層のご支援をお願い申し上げます。