会長あいさつ

平素は、徳山医師会に多大なご支援を賜り厚くお礼申し上げます。
新しく令和7年度も始まり、いかがお過ごしでしょうか。地球温暖化の影響でしょうか、今年は年初から、雪が降ったりして寒いと思ったら、一転、夏日が続くといった、おかしな天候が続いております。新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、RSウイルスなど、通年性で流行を繰り返しており、市民の皆様におかれましては、「手洗い」や「マスクの着用を含む咳エチケット」などの感染症対策を心掛けてください。人に「うつさないこと」と人から「うつされないこと」が大事です。
マイナ保険証が昨年の12月から導入されました。経過措置として、12月2日時点で有効な保険証は最長1年間使用することができますが、早めの切替をお勧めします。また、マイナンバーカードを取得していない方や保険証と紐付けされていない方は、申請なしで資格確認証が交付されますので、ご安心ください。
さて、徳山医師会は今年、創立90周年を迎えます。様々な事業を運営しておりますが、中核をなすのが、地域医療支援病院オープンシステム徳山医師会病院です。オープンシステムとは、あなたのかかりつけの先生が入院の必要があると判断すれば、自ら主治医となり、常勤医や大学病院などからのコンサルタント医師と協力し、継続した治療が受けられるシステムです。平成25年には病院本館を新築し、患者さんのアメニティの向上にも努めております。健診センターも、日帰りドック、宿泊ドックがあり、オプションも充実しております。リハビリテーション部門は、最新のロボットスーツHALを導入するなど、様々な疾患に対応出来ます。また、心臓病の患者さんの社会復帰を支援するために、心臓リハビリテーションも行っております。また、当院は、平成13年12月3日、全国で36番目、県下で2番目に地域医療支援病院を取得し、周南医療圏の医療の充実を図って参りました。4回目の医療機能評価受審に合格しており、病院としてのレベルアップを常に図っております。
徳山看護専門学校は、昭和27年に准看護師養成所として開設され、何度かの変遷を経て、医療専門課程看護科(3年課程)として23年目を迎えました。体育館も整備し、非常時には避難施設としての役割を担っています。卒業生の8割以上が県内に就職しており、地域医療の充実に貢献しております。推薦制度、指定校制度、社会人入試、奨学金制度などがあり、お知り合いに看護の道を志す人がおられましたら、ご紹介いただければ幸いです。
在宅支援事業としては、地域包括支援センター、居宅介護支援事業、訪問介護・訪問看護ステーションなどを運営し、安全・安楽で自立した在宅生活を支援しております。
徳山医師会は、皆さまの健康と命を守ってまいります。何かお困りのことがあれば、遠慮なくお尋ねください。
令和7(2025)年4月
- 徳山医師会長津永 長門